いなべ東近江ラリー2026(JAF中部・近畿ラリー選手権 第1戦)
いなべ東近江ラリー(JAF中部・近畿ラリー選手権 第1戦)
日程|2026年6月6日(土)、7日(日)
会場|三重県いなべ市~滋賀県東近江市 (メイン会場:FUJI HUB)
初夏の風物詩、地域密着型のモータースポーツ
今年も「いなべ東近江ラリー」がやってきた! 三重県いなべ市と滋賀県東近江市を結ぶ山あいのルートを舞台に行われる、地域密着型のモータースポーツだ。14回目を迎える本大会は、「JAF中部・近畿ラリー選手権」シリーズの開幕戦に位置づけられるとあって、熱気はいつも以上にぷんぷん。梅雨空などお構いなしと言わんばかりに、会場は朝から活気に満ちあふれていた。
演出パワーアップ、初のアイドルライブも!
盛り上がりは年を追うごとに加速している。エントリー数は71台。前回を20台ほど上回り、過去最多となった。競技だけでなく、演出面も見逃せない。たとえば話題の新型ランドクルーザーFJやRAV4 PHEV、ラリー参戦仕様の派手なハイエースが展示されるともに、地元のゆるキャラ「ごりスケ」が登場したり、アイドルグループ「dela(デラ)」のライブが行われたりと、モータースポーツの枠を超えた賑わい。エンジン音が響く中でアイドルソングが流れる光景はなんとも新鮮だ。
全開アタックを間近で体感! 特設観戦エリアの迫力
タイムを競う競技区間(SS=Special Stage)は大別して2つ。日本遺産エリア内の永源寺界隈と、全国屈指の難コースといわれる石榑峠(いしぐれとうげ)だ。それぞれ2回走り、総距離は126.02kmに及ぶ。
観戦する側にとって最もエキサイティングなのは、永源寺に設けられた特設観戦エリアだ。ラリーカーが全開で駆け抜けていくところを間近で見ることができ、その迫力は圧巻。まさにラリーの醍醐味を全身で味わえる。
今回は、従来のクラス表彰に加え、女性ドライバーを対象とした賞も新設された。競技人口の裾野拡大を目指す取り組みのひとつであり、地域密着型イベントとして進化を続ける大会の姿勢がうかがえる。
選手たちの真剣勝負、家族連れで賑わう会場、そして地域ぐるみの温かなおもてなし。いなべ東近江ラリーは単なるモータースポーツイベントではない。クルマを通じて人と地域をつなぐ、初夏の風物詩として着実に存在感を高めている。
主 催:JAF加盟モータースポーツクラブ トライアルスタッフオン!
企画運営:いなべ東近江ラリー実行委員会
特別協賛:三重トヨタ自動車株式会社
協 賛:
株式会社フジ技研(FUJI HAB)/トヨタ車体株式会社/住友ゴム工業株式会社(DUNLOP)/株式会社トヨタカスタマイジング&ディベロップメント(TRD)/株式会社 藤工務店/高橋建設有限会社
後 援:三重県/滋賀県/いなべ市/東近江市
モータースポーツをもっと身近に!
会場を盛り上げ、競技にも挑む三重トヨタ
会場の賑わいづくりに貢献した存在として忘れてならないのが、特別協賛の三重トヨタ自動車だ。メイン会場には話題のランドクルーザーFJやRAV4 PHEVを展示。また、小さな子ども向けの風船づくりコーナーを設けるなど、来場者との交流にも力を入れた。
ちなみに、風船を膨らませる電動ポンプの電源はRAV4 PHEVから供給。クルマを移動手段としてだけでなく電源として活用できる電動車ならではの魅力を来場者へアピールしていた。
競技にも初代アクアで参戦し、「モータースポーツをもっと身近に」というメッセージを体現。大会を支えるだけでなく、ラリーの輪を広げていた。
ラリーは公道を舞台としたスリリングなモータースポーツだ。JAFが認定しているラリーは大別して「全日本選手権」と「地方選手権」があり、後者はさらに5つの地域それぞれで展開され、そのうちの中部・近畿エリアで行われる一戦にあたるのが『いなべ東近江ラリー』だ。
一方、全日本選手権は、日本最高峰のラリー競技として知られる。ただ「地方選で勝ち抜くと全日本に参戦できる」というわけではない。ざっくりいえばスケールの差であり、一定の条件を満たしていれば、どちらもエントリーできる。その意味でいえば、両者は縦の関係ではなく、横の関係と思っていいだろう。
「和気あいあいの雰囲気が好き」「お祭り感覚で楽しめる」といった声があがる地方選手権のなかでも、険しい石榑峠(いしぐれとうげ)を舞台とした『いなべ東近江ラリー』は、激しいアップダウンや連続コーナーなどバリエーションに富んでいるのが特徴。
1台ずつタイムアタックし、その合計タイムで勝敗を競うため、上位に食い込むには、やはりそれなりのテクニックと経験が求められる。しかし「順位は関係ない、走るだけで楽しい」「へたっぴでも夢中になれる」といった声もあり、楽しみ方は人それぞれなのだ。
いなべ東近江ラリーの特徴は、競技性だけにとどまらない。公道を使う以上、地域との協力なくして運営は成り立たない。コース設定、交通誘導、応援の声援に至るまで、地域の理解と支援がラリーを支えている。すなわちこの大会は、自治体・企業・住民が一体となって作り上げる、地に足のついたモータースポーツイベントなのだ。
