三重トヨタが挑む2度目のラリー
いなべ東近江ラリー2026(JAF中部近畿ラリー選手権 開幕戦)
日程|2026年6月6日(土)、7日(日)
会場|三重県いなべ市~滋賀県東近江市 (メイン会場:FUJI HUB)
今年は年の差コンビだ!
「いなべ東近江ラリー」の特別協賛、三重トヨタ自動車。昨年からは競技にも参戦しており、今年も“走るスポンサー”としての活動を繰り広げた。
ドライバー陣は昨年の熟年同期コンビ(佐々木氏・半根氏)に代わって、石垣氏と中原氏。両者の関係は上司と部下にあたり、いわば年の差コンビだ。
「上司の圧? それは大丈夫です(笑)」
そう話す中原氏は日ごろからGRガレージ鈴鹿で整備を担当しており、今回の参戦車両である初代アクアをラリーマシンへと仕立てたのも彼だ。サービス技術部の石垣氏とは頻繁にやりとりするわけではないというが、ラリーでは運命共同体。コースを右へ左へと駆け抜けるたびに、社内では見られない絶妙な連携が求められる。
意外な試練、長身の中原選手を苦しめた“車内事情”
目標はいたって現実的だ。「まずは(下位に沈んだ)前回の順位を上回ること。そして何より安全に完走することです」(石垣氏)。ラリーは速さだけでなく、完走することにも大きな価値がある。
パッセンジャーシートでドライバーをナビゲートするコドライバーを担う石垣氏は、この日のためにYouTubeなどで車載映像を繰り返し視聴し、コースのイメージを頭に叩き込む……つもりだったが「いや、動画を見ても、まったく分からんかったです。そもそも参考になる映像もあまりなくて……。攻略法は実戦を通して自分たちで見つけるしかないですね」
たとえ画面越しでは分かったつもりでも、実際に走るとコーナーまでの距離感や路面のうねり、スピード感はまるで別物。しかも当日は雨が降っており、山間部には濃い霧が発生。場所によっては十数メートル先が見えないほどで、テスト走行とのギャップに戸惑ったという。
中原氏には別の戦いもあった。身長が188cmもあるため、「ヘルメットをかぶると天井につっかえてしまい、首を左右に動かすのもひと苦労」(中原氏)。上司の圧より、天井の圧に苦戦していたのである。
次回はヤリス投入! コース攻略を積み重ね、タイム短縮へ
結果として前回と同じような成績に甘んじてしまう。それでも7台がリタイヤするほどの難コンディションのなかで、無事に完走を果たしたことは大きな収穫だ。そして何より三重トヨタチームの視線はすでに来年へ向いている。
「今回の経験をもとにコース攻略をこつこつと積み重ねて、少しずつタイムを縮めていきたい」
さらにヤリス(新車!)も加わり、2台体制での参戦を予定しているという。来年が楽しみだ。
