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ランクルと70年。三重トヨタ

ランドクルーザー70年史 Presented by 三重トヨタ

世界の過酷な環境で
鍛え抜かれた究極のSUV

1951年に登場したトヨタ・ジープをルーツとする本格SUV、ランドクルーザー。
その名を誰もが一度くらいは耳にしたことがあるのではないだろうか。
一方で、秘められた実力を本当に理解している人は少ないのかもしれない、特に日本では。
ランドクルーザーは環境が過酷になればなるほど実力を発揮するクルマであり、
灼熱の砂漠、極寒の山岳、熱帯の密林、泥沼……世界中の道なき道を突き進む。
目的地にたどり着き、そして壊れることなく無事に帰ってくる。
ただそれだけのことが当たり前じゃない地域で、日々に鍛えられ、成長を遂げてきた。
誕生から70年目の節目を迎えた2021年、あらためてその歴史に注目したい。

ランドクルーザーの系譜

ランドクルーザー200に
至るまでのモデル変遷

1951

TOYOTA JEEP BJ SERIES

ランクルの原点、和製ジープ

戦後復興期、警察予備隊(陸上自衛隊の前身)からの試作要請を受けて開発。小型トラックの車体を四輪駆動用に改め、大型トラック向けの3.4リッター直6エンジン(B型)を搭載した。世界的に見ても高性能だったが、警察予備隊への採用が見送られたため、民生用に転換して1953年に量産を開始した。当初の通称はトヨタ・ジープ。ただジープは他社の登録商標であるため1954年6月に正式名称をトヨタ・ランドクルーザーに決定した。

TOYOTA JEEP BJ SERIES
[SPEC]BJ■全長3793×全幅1575×全高1900㎜■ホイールベース2400㎜■3386cc直列6気筒エンジン(ガソリン)■最高出力85ps/3200rpm
1955

LAND CRUSER “20” SERIES

海外に本格進出

軍事色が濃かった従来型に対して、20シリーズは一般民間用として多岐にわたって使用されることを目的に、また北米をはじめ海外輸出することも見据えて開発。BJ型を全面改良してBJ25型とするとともに、よりパワフルな3.9リッター直6エンジン(F型)のFJ25型を追加、主力に据えた。トラック、診療用、消防用など多彩なバリエーションを展開し、警察用は二輪(後輪)駆動とした。形式番号の20番台をすべて使い切ったため、1959年に追加されたシリーズ初のワゴンは30番台となった。

TOYOTA JEEP BJ SERIES
[SPEC]FJ25■全長3838×全幅1665×全高1855㎜■ホイールベース2285㎜■3878cc直列6気筒エンジン(ガソリン)■最高出力105ps/3200rpm
1960

LAND CRUSER “40” SERIES

24年間生産されたロングセラーモデル

「万能で丈夫」というランクルの信頼性が世界中で広がるなか、3代目は大量生産のもと、品質にも磨きをかけ、本格オフローダーとしての地位を確立する。通称40(ヨンマル、forty)。1974年にはランクル史上初のディーゼルエンジンを搭載。日本では小型(4ナンバー)登録できる身近さからファン層がさらに拡大した。ヘビーデューティーな個性をより強めた70系が登場するまでの24年間にわたり世界中で愛され、その人気は今なお根強い。

TOYOTA JEEP BJ SERIES
[SPEC]FJ40■全長3840×全幅1665×全高1950㎜■ホイールベース2285㎜■3878cc直列6気筒エンジン(ガソリン)■最高出力125ps/3200rpm
1967

LAND CRUSER “55” SERIES

ロング専用の本格ワゴン

業務用途主体だった四輪駆動車が海外でRV(レクリエーション・ヴィークル)として一般家庭にも普及するなか、40系と棲み分けを図るかたちで55系が登場。4ドアの本格ワゴン(日本ではバン扱い)としての個性を明確にし、快適性と実用性を向上。1975年にはエンジンを4.2リッターに変更し、排ガス性能の向上が図られた。巨体ながらどこかキュートなスタイリングは「ムース(moose=ヘラ鹿)」の愛称で親しまれた。

TOYOTA JEEP BJ SERIES
[SPEC]FJ55V■全長4675×全幅1735×全高1865㎜■ホイールベース2700㎜■3878cc直列6気筒エンジン(ガソリン)■最高出力130ps/3200rpm
1980

LAND CRUSER “60” SERIES

いつかはロクマル

洗練のスタイルに一新するとともに快適装備を充実させ、ガソリンのFJ型とディーゼルのBJ型を併設して登場。日本では法規上バン(商用車)扱いだったが、業務用ではない自家用の需要を開拓した。1984年には国産4WDとして初めてATを設定。デフロックもいち早く採用した。1987年の改良ではヘッドライトが丸目2灯から角目4灯に。クロスカントリー車を筆頭としたRVブームの後押しもあり、「いつかはロクマル」と羨望の的となる。

TOYOTA JEEP BJ SERIES
[SPEC]FJ60V■全長4750×全幅1800×全高1815㎜■ホイールベース2730㎜■4230cc直列6気筒エンジン(ガソリン)■最高出力140ps/3600rpm
1989

LAND CRUSER “80” SERIES

荒野の高級サルーン

北米や豪州を中心とする海外市場での商品力を強化するためボディを飛躍的に大型化。仕様も装備も高級SUVとしての性格を強めた。日本仕様はワゴンとバンの2本立てで前者は3列シート8人乗りとした。4WDは従来のパートタイム式に加えて、新開発のフルタイム式(電動式デフロック付き)を併設し、悪路のイージードライブを実現。また足回りもスプリングをリーフからコイルに変更して乗り心地を大幅に改善した。

TOYOTA JEEP BJ SERIES
[SPEC]FJ80G■全長4970×全幅1900×全高1900㎜■ホイールベース2850㎜■3955cc直列6気筒エンジン■最高出力155ps/3600rpm
1998

LAND CRUSER “100” SERIES

The King of 4WD

世界一級の悪路走破性と高級サルーン並の快適性をより高次元で両立して登場。オーバーフェンダーをやめ、その分、室内幅を拡大するとともに、80系から始まったハイテク化を一段と進めて、油圧車高調整機構AHCとスカイフックTEMSを合わせた新システムを設定した。新開発の4.7リッターV型8気筒エンジンをワゴンに搭載。バンの4.2リッター直列6気筒ターボ(ディーゼル)も電子制御化などでパワーを向上した。1998年12月、新たな最上級グレード「シグナス」を追加した。

TOYOTA JEEP BJ SERIES
[SPEC]UZJ100W■全長4890×全幅1940×全高1860㎜■ホイールベース2850㎜■4663ccV型8気筒エンジン■最高出力235ps/4800rpm
2007

LAND CRUSER “200” SERIES

車台を一新、さらなる高みへ

セパレートフレーム構造の車台を一新し、剛性、耐久性、衝突安全性能、室内の快適性を向上して登場。岩石路や泥路を走る際、自動制御で超低速を維持する「クロールコントロール」を世界初採用するなど最先端デバイスを数多く搭載。ドライバーのスキルに関係なく高度な走りをイージーにできるようにした。2015年にフェイスリフトとともに衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」をトヨタ初採用した。2019年、初代トヨタジープBJ型からのグローバル累計販売台数1000万台を突破した。

TOYOTA JEEP BJ SERIES
[SPEC]UZJ200W-G■全長4950×全幅1970×全高1880㎜■ホイールベース2850㎜■4663ccV型8気筒エンジン■最高出力285ps/4800rpm

出典:トヨタ自動車株式会社WEBサイト「トヨタ自動車75年史」「ランドクルーザー特設サイト 10 million and beyond」ランドクルーザー歴代カタログ

記事公開日:2021年6月9日